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Q

商店を会社組織にすることで得られるメリットとは

質問 泉区で個人商店を運営している者ですが、嬉しいことに商店街全体でいろいろ努力をして集客活動に力を入れたり、独自に売れる商品を開発したりしたところ、それが見事にはまって売上がかなりアップしました。
以前から確定申告のときだけお世話になっていた飲み友達の税理士さんがいて、先日一緒に飲んでいたときに、そろそろ法人化した方がよいと言われたのですが、個人事業主から法人化するとどんなメリットがあるのでしょうか?法人化するベストなタイミングがあれば、それについても教えて欲しいです。
yajirusi
A

税負担が軽くなり信用も高くなります

一般的には、個人事業主の所得が800〜900万になったときが、法人化するベストなタイミングと言われています。
その理由は、法人化することにより税の負担を軽くできるからです。現在の所得は分かりませんが、税理士さんが法人化した方がよいと言うなら、おそらく税金のことを考えての発言だと思います。
個人事業主には所得税が、法人には法人税が課せられ、所得税は累進課税制度が適用されていますが、法人税の場合税率はほぼ一定なので、所得が一定以上になったときには法人に課せられる法人税の方が税負担は軽くなるのです。
他にも、法人化することにより取引先や金融機関などからの信用が高くなったり、社会保険に加入できたりすることも大きなメリットです。厚生年金は、国民保険よりも受け取られる金額が多くなるので、老後にもしっかり備えることができます。